夏休み
夏休みももう終わるので残しておくことにします。
まず進振りで理学部数学科に無事内定しました。一安心です。
射影集合が全て決定的という言明をprojective determinacy(以下、PDと書く)と言います。夏休みはPDの無矛盾性証明に取り掛かってました。定理の主張は無限個のWoodin基数が存在するときPDが成立するというものです。
9月の頭にあった数学基礎論サマースクールに参加しました。数学基礎論SSの前日に裏数学基礎論SSなる学生セミナーを数人で協力して開きました。決定性公理のもとでのHOD^L(R)での巨大基数について発表しました。たくさんの人が来て驚きました。一方でもっとわかりやすい話をすればよかったなと反省と後悔をしています。セミナーは非常に楽しく、他の発表を聞いてとても勉強になりました。歓迎してくださった依岡先生に感謝しています。数学基礎論SSでは自分の興味である記述集合論、決定性、内部モデル理論に関連する話がたくさん聞けて勉強にも今後のモチベにもなりました。先生方ともお話しできてよかったです。
この夏は集合論に集中できて有意義な夏でした。もう寒くなってきて、秋の到来を感じます。今年残りの目標としては決定性公理の無矛盾性証明に取り掛かりたいです。Stationary tower forcing、fine structure theoryをやります。
とても良い夏でした。